【教頭日記】がんばっても、うまくいかないあなたへ
こんにちは、教頭です
今日は、子どもたちに向かって書いてみようかな、と思っています。
(お家の方、よろしければお子さんへお伝えください)
毎日、いろいろなことがありますね。
目標をもって、いろんなことをがんばっているあなたのことを、
先生たちはいつも応援しています。
「絶対、1位になるんだ」と思って毎日走っているあなた。
「絶対、詩の暗唱を合格するんだ」と思って、毎日練習しているあなた。
学校でのことや、学校以外のことでも、高い目標をもって、
時には自分のやりたいこともがまんして、
歯を食いしばって、
眠い目をこすりながら、
一生懸命頑張っているだろうあなたのことを、私は想像しています。
一生懸命頑張って、それがうまくいったら、きっと飛び上がるくらいうれしいでしょう。
でも、
時にはうまくいかないこともあります。
「勝った人がいる」時には、
必ず「負けた人」がいるのです。
私は、そのことをいつも考えます。
私も、子どものころ、そして大人になってからも、
うまくいってばかりではありませんでした。
硬筆の代表になりたくて、一生懸命、硬筆練習帳を何冊も練習したのに、選ばれなかったこと。
苦しい思いをしながら練習したのに、試合に勝てなかったこと。
「あんなにがんばったのに」
「どうして」
自分自身も悔しいし、つらいし、
家に帰って、応援してくれている自分の家族に、
「だめだった」とどんな顔で言ったらいいんだろう、と思うと、
家に帰る足取りも、ものすごく重くなってしまいました。
でも。
今はそんなこと、すぐに思えないかもしれないけれど。
あなたのくやしさは、本気でがんばったからこそ、生まれるものなんだよ。
その時うまくいかなくても、がんばったことは、消えてなくなったりしない。
絶対に、以前の自分より、成長しているはずなんだよ。
さあ、そのくやしさを、悲しさを、何に変えていこうか?
「次こそ頑張ろう!」も、かっこいいね。
「できなかった理由を考えてみよう」も、前向きで、いいね。
「私は負けちゃったから、負けた人のつらい気持ちが分かる。
だから、そういう人を支えて、励ましたい」も、とても素敵だね。
今は目の前のことしか見えなくても、
いつかその悔しさが、あなただけの宝物に変わるから!
負けたことのない人、失敗したことのない人は、いないと思います。
今は、いっぱい悔しがって、いっぱい泣いて、
でも、ご飯はしっかり食べて、
また前を向こうとしているあなたを、私は、いつでも見守っています
(つらいときは職員室に遊びに来てね)
最後まで読んでくれてありがとう
教頭